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クロマグロの産卵の謎 産卵の場所はどこなのか?

寿司ネタや刺身などでお馴染みのクロマグロ。

マグロの中でも味が良く、高値で取引されるため乱獲が進み、近年は数を減らしています。

そんな中、近畿大学がクロマグロの完全養殖に成功しました。水産研究所は1970年にクロマグロの完全養殖に向け研究に着手し、2002年6月までの32年を要してようやく成功したのです。
クロマグロの完全養殖において人工孵化は必須ですが、マグロの産卵というものは自然界ではどのように行われているのでしょうか。身近な魚でありながらも、意外と知らないことが多い魚です。


​クロマグロはどこで産卵する?

日本近海での産卵場所は、南西諸島周辺の主な産卵場は、八重山諸島南西、宮古諸島周辺、沖縄本島南方沖と考えられています。


日本海の主な産卵場は、隠岐諸島から能登半島にかけての海域、及び新隠岐堆(隠岐諸島北約100km)付近と考えられています。


南西諸島周辺では、4月下旬に八重山諸島西方や沖縄本島東方で産卵を開始し、次第に範囲を広げながら、7月上旬まで八重山諸島から沖縄本島にかけての海域を中心として産卵しているようです。



日本海では、6月下旬に若狭湾沖で産卵を開始し、7月に隠岐諸島から能登半島にかけての海域を中心として産卵しているようです。


​どのように産卵する?

マグロは産卵場に来ると、まずメスが海面付近でゆっくり群れて輪を描く様に泳ぎながら産卵します。

続いてオスが群れながら、そこに精子をふりかけます。そして、受精卵が海面に浮遊しながら一日でふ化します。

卵は透明な為に他の魚にほとんど見えないので、食べられにくいそうです。
尚、卵の大きさはおよそ1mmから2mm程度とかなり小さいです。

​クロマグロの特徴

クロマグロは、スズキ目サバ科に属します。日本沿岸を含む太平洋の熱帯・温帯海域に広く分布し、全長3m、体重400kgを超えることもある大型魚です。生鮮魚介類として流通する場合には「ホンマグロ」とも呼ばれます。


尚、タイセイヨウクロマグロはクロマグロの亜種とされています。

​クロマグロの産卵

こちらの動画は、世界で初めて陸上水槽で産卵した際の動画です。



​完全養殖への道

完全養殖で大量生産が可能になれば、クロマグロを美味しく安く食べつつ、資源を保護することができます。


マグロはとてもデリケートな魚で、まだまだ完全養殖には多くの課題があります。しかし、完全養殖のマグロが一般に出回る日はそう遠くはないのではないでしょうか。