【詐欺広告】「小島よしおが秘密を暴露」「警察が捜査を開始」はデマ!

instagramに、読売新聞のニュース記事のような広告が表示されました。

そこには、

「小島よしおが危ない!響察が捜査を開始しました!」

「小島よしおが秘密を暴露したため、管宗は、総力を挙げて捜索に乗り出した」

といった内容が書かれています。また、広告の下には、「警察は小島よしおを逮捕したが」と添えられています。しかし、広告の内容といい、ユーザー名が外国人であるなど、何となく違和感があります。

偽ニュースサイト

リンクをクリックすると、

「日本銀行が生放送での発言で小島義雄氏を提訴」

と書かれた記事が。gooニュースそっくりのサイトです。しかし、ドメインが「topnews-24portal.click」であり、gooニュースのドメインではありません。

下の方を読み進めると、以下のような内容が書かれています。

小島義雄: 「信じられないのでしたら、あなたが間違ってることを証明してあげましょう。¥37,500を出してください。それを使って、たった12~15週間で、Finance Phantomのプラットフォームで1億にしてあげますよ!」 寺島実郎: 「そういえば、人工知能を使って暗号通貨を取引するプログラムがあると聞いたことがあります。今、この番組を見てる皆が、そのプログラムの名前を知ったというわけですね。」

言うまでもなく詐欺広告です。Finance Phantomというツールに誘導していますが、どう考えても怪しいですね。そんなに甘い儲け話はありません!

 

今回のような投資系の詐欺広告は、

著名人に関する目を引く広告→偽ニュースサイトに誘導→怪しい投資ツールに誘導

という流れになっています。

投資ではありませんが、以前取り上げた、節電ができるという「voltbox」なるものがありました。

この時も、広告から怪しい記事に誘導し、有名人の名前を出し、購入ページに誘導するという流れでした。

Finance Phantomとは?

Finance Phantom(mostinterestingoffr.top)は、仮想通貨の取引に使うツールのようです。

この手の話は、仮想通貨の他にもFXや株などにおいても見られ、いずれも「自動で稼いでくれる」、「不労所得」などを触れ込みにしている場合が多いです。

Finance Phantomのホームページでは、有名人を騙って投資を勧めています。言うまでもありませんが、そんなうまい話はありません。このような楽して儲かる話は、詐欺であると疑いましょう。

小島よしお逮捕はデマ

当然ながら、詐欺広告の内容はデマです。そのようなニュースは一切報道されていませんし、偽ニュースサイトに用いられている画像は、関係のない番組から引っ張ってきただけです。小島よしお氏は、何もやらかしていません(笑)。

 

近年、芸能人の名前や写真を勝手に使った悪質な広告が数多く見られ、問題となっています。

 

芸能人の名前や写真が出されていても、冷静に真偽を見極め、詐欺被害に遭わないように注意しましょう。

まとめ

今回は、有名人に関する偽情報を用いた詐欺広告について記事にしました。

 

近年、 SNSで投資に関する商材の購入などを持ちかけて現金をだまし取る、SNS型投資詐欺など、投資に関連する詐欺が多く見られます。

 

政治家や芸能人があたかも推奨しているように書いたり、有名な新聞やニュースサイトを騙ったサイトもあり、手口が巧妙になりつつあります。

 

詐欺被害に遭わないように気をつけるのは勿論、偽情報の拡散に加担してしまわないように、SNSでの情報発信の際も注意しましょう。