【衝撃】フグを食べる伊勢海老!?

フグ毒のテトロドトキシンは青酸カリの1000倍の強さと言われています。

野良猫やカモメ、トンビなどに与えても、決してフグは食べないそうです。

それにも関わらず、海の生き物たちの中には、フグを食べる生き物もいます。

 

下記の動画では、伊勢海老がクサフグを食べています。

伊勢海老の口には、力強い大顎があります。これを使えば、貝類や甲殻類も砕いて食べることができます。

 

他にもフグを食べる生き物や、なぜ中毒しないかについても考察していきます。

フグを食べる魚たち

フグを食べる生き物は他にもいます。

【衝撃】クサフグを捕食するウツボ

フグを食べる魚というと、ウツボやエソなどが代表的です。いずれも、魚を好んで食べます。

キタマクラ(フグの仲間)を捕食するエソ!?

中毒しない理由

中毒しない理由は、いくつかあります。

フグには無毒や弱毒の個体がおり、たまたまそのような個体を食べたから

フグ毒に耐性を持っている

 

①であれば、もし毒の量が多い個体を食べた場合、中毒することになります。一般的には、魚もフグ毒で中毒を起こすとされています。また、当のフグですら、人工的にフグ毒を大量に与えれば死に至ります。

 

②のように、フグ毒に耐性があるという話もあります。動画の伊勢海老ですが、中毒はしていないようです。もし、食べれば危険とわかっているなら、そもそも食べることを避ける可能性が高いです。実際に、フグを食べるのを避ける生き物は多くいます。

 

そんなフグを頻繁に捕食するということは、フグ毒に対して何らかの耐性があると考えられます。フグを捕食するウツボやエソを食べることで、食中毒を起こしたという話は聞かないため、蓄積はしないようです。恐らく、中毒せずに体内から排出する何らかの機能があると思われます。

 

まだまだ謎が多いですが、とても興味深い話題だと思います。

 

今後も様々な生き物の動画や、生態について紹介します。