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水依存-死の危険もある水中毒とは

2019年3月17日

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画像はhttps://www.photo-ac.com/より
私たちは水が無ければ生きていくことができません。

水分を摂らなければ、徐々に血液に粘りが出始め、そのうち詰まってしまい、酸素の供給がなくなると、多臓器不全を起こして死に至ります。
しかし、摂り過ぎもいけません。
どんなものでも致死量はあります。水も例外ではありません。水は無害だからと大量に飲めば、身体に異常をきたすことがあります。




​水中毒とは

過剰の水分摂取によって生じる中毒症状で、具体的には低ナトリウム血症や痙攣を生じ、重症では死亡に至ります。 

 
人間の腎臓が持つ最大の利尿速度は、毎分16mLであるため、これを超える速度で水分を摂取すると、体内の水分過剰で細胞が膨化し、希釈性低ナトリウム血症を引き起こす水中毒に陥ります。
水の急性毒性は、人の場合42.86g/kgです。
60kgの人であれば、約2.5Lで死に至る計算です。


​原因と傾向

水分の過剰摂取が直接の原因です。誤った知識に基づくダイエットや大量の水分補給に注意する必要があります。
水中毒は自閉症や統合失調症の患者に多いことが知られ、2010年には、精神科病院における水中毒のための書籍も出版されています。日本の『統合失調症治療ガイドライン2008』においても多飲症による水中毒は、抗精神病薬の副作用の項に記載され、統合失調症の慢性期によくみられるとされています。

​スポーツドリンクも飲みすぎると水中毒になることも…

下痢などで激しい脱水症状を起こした際にスポーツドリンクを大量に与えると、特に乳幼児において、水中毒を引き起こします。

これは病的脱水時の水補給には、一般的なスポーツドリンクではナトリウム濃度が低すぎることから、低ナトリウム血症になることが原因です。病的な脱水時には経口補水液を用います。
運動の後など、通常の水分補給であればスポーツドリンクで問題ありません。

​まとめ

水は人が生きていくのに不可欠なものですが、摂り過ぎは毒です。

何であっても摂り過ぎは良くありません。どんなものでも致死量はあるのですから。
ダイエット法や健康法であっても正しい知識と節度を持って行いましょう。健康を害してしまえば、元も子もないのです。