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恐怖の人食いバクテリア A群溶血性連鎖球菌

​人食いバクテリア

『A群溶血性連鎖球菌』(溶レン菌)という人食いバクテリアが最近、日本で急増中という話があり、患者数は2006年頃から急激に増加し、2014年には273人にも達したといい、2017年にはなんと、493人にものぼったといいます。



「人食いバクテリア」と呼ばれていますが、細菌は肉を食らうのではなく、毒素を出して、組織を液状化し、「壊死性筋膜炎」を引き起こします。原因となる細菌は数種類ありますが、最も一般的なのが、このA群溶血性連鎖球菌なのです。


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​A群溶血性連鎖球菌とは?
A群溶血性連鎖球菌はありふれたバクテリアで、人間の喉から検出される事も多く、子どもの風邪の半分以上の原因となっているといわれています。

 また、健康な人であっても5~10%は、喉や皮膚に保菌している常在菌とされています。通常、ペニシリンで簡単に治療できます。

 しかし、傷口などから細菌が体に入るとまれに重症化します。初期症状は手足の痛みや腫れ、発熱などですが、病気の進行は極めて速いという特徴があります。



そして、細菌が急激に増殖すると、通常は細菌のいない筋肉や筋膜を壊死させたり、血流に乗って全身に回り多臓器不全などを引き起こすことがあります。



また、小さな傷口からも感染する場合があるので厄介です。また、死亡例も多くあります。

このバクテリアは1987年に米国で最初に報告され、日本における最初の患者は1992年に見つかりました。その後、日本では毎年数百人の患者が確認されています。発症して数十時間以内にショック状態で死亡することもあり、致死率は30%の極めて危険な感染症です。劇症型溶血性連鎖球菌感染症は子どもから大人まで広範囲の年齢層に発症しますが、特に30歳以上の大人に多いのがひとつの特徴と言われています。

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恐ろしい症状
劇症化した「人食いバクテリア」は、病気の進行が極めて速く、一気に症状が広がります。凄まじいスピードで身体を壊死させていきます。

体の奥深くで組織が破壊されるために激痛が走りますが、その時点では既に大変なダメージを受けていることが多いのです。細菌は、血流に乗って全身に回り、数十時間で多臓器不全を引き起こします。

大きな傷はもちろん、小さな傷や、水ぶくれでも急に酷く腫れ上がったり、異常な変色、高熱が出た場合は、人食いバクテリアを疑うべきです。その時は、すぐに病院に行くようにして下さい。命の危険や、四肢の切断の可能性もあるので、早いに越したことはありません。

治療法
​治療法は確立されており、溶レン菌によく効くペニシリンを投与します。

しかし、症状が進行してからでは遅いです。進行してペニシリンだけでは追いつかなくなり、生命を救うため、四肢を切断した例もあります。治療は時間との勝負です。早期に治療するほど、生存率も高まります。

この病気の感染ルートは解明されていない点もありますが、咳などによる飛沫感染、傷口からの感染が有力です。


恐ろしい病気ですが、不明な点も多いです。かすり傷などはなかなか気づきにくいかもしれませんが、血が出る怪我の場合、極力早めに応急処置を行うべきだと思います。

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