清流の水 実は細菌まみれ!?

2019年5月9日

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夏になると、川や海に行く人も多いと思います。特に川は、とても水が冷たくて気持ち良いですよね。

 
大自然の中、綺麗な水であれば飲みたくなることもあるでしょう。特に、暑い夏には尚更です。
 
しかし、川の水をそのまま飲むのは不適切です。それは、一見綺麗に見えても​細菌まみれの場合があるからです。

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川の水で中毒!?
川の中には色々な生物がいます。それらの生物についた寄生虫や菌などが川の中に漂っているのです。また、上流での汚染があれば、下流にも悪影響を及ぼします。
 
もちろん、汚染度はその川にもよりますし、透明度の高い川は細菌による汚染も比較的少ない場合が多いです。
 
また、泳いだり水遊びをする程度であれば、細菌による害を受ける可能性は低いです。
 
しかし、煮沸などの消毒を行わずにそれなりの量を飲んでしまうと、中毒を起こすことがあるのです。

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流しそうめんで中毒!?
2015年の話ですが、山形県東根市沼沢の沢水で流しそうめんを食べた47人が下痢や腹痛など食中毒の症状を訴えました。
 
同市と仙台市の10歳未満から40代までの家族連れ男女80人が集まり、東根市沼沢で田んぼの草むしりや川遊びを楽しみ、流しそうめんを食べたといいます。
 
沢の生水を使ってそうめんを食べていることなどから、沢水が原因の可能性が高いとみられます。  
 
流しそうめんで水を直接飲むことはしませんので、多量に飲んだとは考えにくいです。そのため、上流でなんらかの汚染を受けていた可能性があります。
 
自然の水を生で摂取する場合は、川の水より湧き水を使うべきです。また、湧き水でもできれば煮沸する方が良いです。

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​中毒の原因
食中毒菌としても有名なサルモネラ菌、ブドウ球菌、大腸菌、カンピロバクターなどです。
 
特に、動物の糞が多く含まれていると、汚染されがちです。また、水量が少なかったり流れが弱いと細菌が溜まりやすいので、注意が必要です。
 
​傷口からの侵入
傷口からの細菌の侵入にも注意しましょう。私の経験では、やや汚い川で傷口が水に浸かりましたが、体調の変化はありませんでした。しかし、極力傷口が川の水に浸からないようにすべきです。
 
特に、先ほども述べたように、水量が少なく動物が多いようなところでは糞が水中に多く含まれる可能性があるため、注意が必要です。
 
​最後に
川の水は綺麗であっても生では飲まないようにしましょう。できるだけ煮沸するようにしましょう。
 
先程も述べましたが、自然の水を生で飲用または料理に使う場合は、湧き水を使うことを推奨します。また、湧き水でもできれば煮沸する方が良いです。
 
川の水が汚いからと川を避けることはありませんが、このような事例があるということを頭に入れておくと良いです。

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