モツゴ 外来種の影響を受ける生き物たち

モツゴは通称クチボソ、体長は8センチ程度です。湖沼や河川下流域、用水路、ため池、水田など幅広い淡水域に生息し、水草が豊富で流れの緩やかな浅底部に群れて生活します。泥底を好むが砂利やコンクリートにも適応します。水質汚濁や環境変化への適応力が高く、富栄養化が進行した湖沼や護岸河川、公園の池などにも定着しています。


食性は雑食性で、ユスリカの幼虫などの小型水生昆虫やプランクトン、付着藻類などを摂食します。天敵はサギやカイツブリなどの水鳥、ブラックバスやブルーギルなどの肉食魚がいます。

 
特に、この魚は近年ブラックバスによる食害で減少しております。

 環境変化にも強いのにも関わらず、減少してしまうのは、いかに状況が悪いのかお分りいただけると思います。
また、近縁種のシナイモツゴとウシモツゴも減少しています。
尚、モツゴは食用にもなるようで、地域によっては甘露煮や佃煮などで賞味されるようです。
釣りをしていると、よくモツゴが釣れますが、それでも減少傾向にあるということは頭に入れておきたいです。ただ、持って帰って食べても問題ありません。

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