マングース 沖縄で生態系を壊す

2019年3月17日

2B860B6C-DB45-4BF7-A57E-69F011F7F36B-thumbnail2.jpegこちらはハブ酒

そもそもハブを駆除するために沖縄に移入されたフィリマングース。しかし、わざわざ危険なハブばかりを襲うこともなく、貴重な在来種を食い荒らす始末。まあ、軽はずみな人間が悪いんですけどね。でも、放っておくわけにはいきません。駆除しなければ増え続ける一方です。

フィリマングースとは?
頭胴長は25 – 37センチメートル。体重は0.3 – 1キログラム。雌の方が小型。近縁のジャワマングースと比べて、体は全体的に小さい。体形は細長く、四肢が短い。体色は黒褐色から黄土色。雌雄ともに肛門付近に臭腺があって悪臭を放つ。見た目が似ているため、テンやイタチ類、ニホンアナグマと間違われることがある。
 雑食性で哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫、果実まで何でも食べる。日本に定着しているフイリマングースの消化管内容物と糞の解析から、昆虫類が主な餌資源であることが判明している。木を登ったり、穴を掘ったりする行動はしない。水を避ける傾向があり、水深5cm以上の水には積極的に入らない。<Wikipediaより>

昆虫類が主な餌資源となっていますが、「ハブなどの蛇は食べないの?」と思う人も多いかと思います。そもそも、テンやイタチ類に似ているぐらいのサイズですから、普通はそんなに大きな獲物はとりません。人間が無理やりハブとマングースを戦わせて、マングースがいつも勝つということで、人間が勝手に「マングースは野生下でもハブを襲って食う」と勘違いしたのです。
また、自然界ではハブは待ち伏せをするので、逆にハブがマングースを捕食することもあるそうです。フィリマングースの移入がますます軽率に思えてなりません。
さらに、生態系以外の影響も大きいのです。雑食性のため、マンゴーやバナナなどへの農業被害も出ています。そして、人間を脅かすウイルスである病原性レプトスピラを媒介します。また、西インド諸島では狂犬病ウイルスを媒介することが問題視されています。
 外来生物の問題は、想像以上に深刻化しております。それを食い止めるためには早急な対策が必要です。そのためには、より多くの人にこの事実を知ってもらうことが大切です。
 

日記

Posted by military