悪質な詐欺サイト、偽サイトの特徴・見分け方について
Googleは、悪質なサイトを検索から除外しますが、完全ではありません。
特に、乗っ取られてサイトの場合は元々が普通のサイトのため尚更です。
実際に、偽ショッピングサイトや、迷惑広告の踏み台にされているサイトが多くあります。
今回は、検索結果に表示される、そういったサイトの特徴や見分け方について紹介します。
変なサイト、不自然なサイトの特徴
URLがやたらと長い
変なサイトの何がどう変なのかと言いますと、まず、URLがやたらと長いです。意味を持たない数字とアルファベットが並んでいます。
また、.ru(ロシア)や、.br(ブラジル)など、外国で割り当てられているドメインが使われていることも多いです。海外の改竄されたサイト、乗っ取られたサイトを使っている場合も多いためと思われます。
海外のドメインを使うのは、足が付きにくくするための工作か、外国人の仕業かのどちらかです。
海外のドメインのサイトが危険というわけではありませんが、海外のドメインで日本語のサイトは少ないと思います。ましてや、そのようなサイトが検索結果に多数表示されるのは、まずありえないです。
タイトルが不自然
また、タイトルもキーワードだけが並べられていて、違和感を感じます。
タイトルと説明文の内容が混沌としています。ショッピングサイトを装っているようですが、一体何の商品なのか分かりません。
偽ショッピングサイトは最近増加しており、被害も出ているようです。
アクセスすると、リダイレクトされ、偽ショッピングサイトに移動します。
こちらは、偽ショッピングサイトの一例です。
nila.buyepro.comというドメインです。こちらは乗っ取られたものではなく、詐欺師側が取得したものと思われます。
サイト名は、当初は「JAP市場店」という名前でした。しかし、数日後に見るとURLはそのままで、「flick」という名前に変わっていました。
他にも、webdesignsame.topの「hot sale」という名前の詐欺サイトもありました。
今後もこういったサイトは増えていくと思われます。本物かどうか怪しいと思えば、そのサイトのドメインとサイト名を検索してみると良いです。
詳しくは、下記の記事をご覧下さい。
やたらレビューの多いサイト
こちらは、「アル中カラカラ」というとあるニコニコ動画の投稿者について検索した際に出てきた検索結果の一つです。
一見、普通のまとめサイトのようにも見えます。ただ、タイトルがキーワードだけなのがやや不自然です。
下に評価の欄があり、
8.1/10
となっています。評価の数が異常に多いです。そもそも、個人のブログやまとめサイトでこういった評価が付いているのは珍しいです(口コミサイトなどなら分かりますが)。何となく気になってアクセスしてしまいました。すると…。
いつもの偽警告です(笑)。
どうやら、先程のサイトも改竄の被害を受けているようです。迷惑広告にリダイレクトするスクリプトが仕込まれています。
サイト自体は、インターネットから集められた情報がひたすらコピペされた内容の記事になっていました。
どうやら詐欺師達は、レビューの評価を良くすれば警戒されにくいと考えているようです。そのため、検索結果の評価を鵜呑みにしないように気を付けましょう。
強制リダイレクトについて
リダイレクトは通常、サイトのメンテナンスや記事の統合などに使います。
悪い使い方としては、迷惑広告や、偽ショッピングサイトへ移動させるための手段として使われます。
複数のサイトを経由して広告や偽サイトのページに移動するため、比較的気付きやすいです。
尚、強制リダイレクト広告は、詐欺サイト以外でも使われることがあるので、強制リダイレクト=詐欺サイト、とは限りません。
まとめ
今回は、悪質な詐欺サイト、偽サイトの特徴、見分け方について紹介しました。
今回挙げた見分け方、特徴については、一つ当てはまれば必ずしも詐欺サイトというわけではなく、総合的に見て判断する必要があります。
また、迷惑広告は、既存の広告に混じることもあり、運営者が意図せず表示されることがあります。迷惑広告を開いただけでウイルスに感染することはまずないため、気にせずページを閉じましょう。
他にもインターネットにおける詐欺についての記事を書いていますので、是非ご覧下さい。
今後も、インターネットにおける詐欺について取り上げていこうと思います。
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