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手術中に目が覚める!?麻酔切れの確率は0.2%!?

手術というものは、なかなか怖いものです。通常なら耐えられないようなことをしているのですから。

全身麻酔がもし途中で切れたら…恐ろしいことになるのは目に見えています。

​手術中に目が覚める?                    術中覚醒とは

術中覚醒(Awarness with explicit recall,AWR)は0.1-0.2%の確率で起こるといわれております。
何らかの理由で、全身麻酔の点滴を打てずに吸入のみだったり、全身麻酔の効きが悪いと起こります。
​0.1〜0.2%ということは、500から1000回に一度は覚醒する可能性があるのです。
低そうで低くない数字です。毎日どこかで行われている手術ですから、自分が当たる可能性も否定できないのです。
イギリスでの調査では、2011年のほぼ300万件の手術の中で覚醒は(わかっているだけで)153件の報告があり、そのうち46件が意識があったとのことです。




実際に覚醒したとしても、意識が無かったり、あったとしても痛みを感じない場合もあるようです。

手術中に覚醒した女性                    激痛と恐怖​

手術の始まりは順調で、医師たちは私を手術台に移し、患者をさまざまなモニターに繋いだり、手術に向けて私の皮膚を消毒したりして、通常の準備をし始めました。

麻酔科医は点滴で麻酔を投与し、顔にマスクをかけて深呼吸するように言いました。言われた通り深呼吸をすると、予定通り眠りに落ちていきました。 目覚めると、まだ手術室の音が聞こえました。
もう終わったと思いました。まだ少し薬が効いているような感じを味わいながらそこに横たわっていました。
普通なら、もう終わって一安心というところですが、この後医師の「メス」という言葉が聞こえたのです。患者の女性は凍りつきました。まだ手術の途中だったのです。
麻酔のせいで体を動かせず、そのまま手術は行われ、幾度と切られる苦痛を味わうこととなったのです。
その後、ようやく体を動かすことができ、それに気付いた医師がようやく覚醒に気付いたのでした。そして、麻酔が投与され、苦痛から解放されました。
しかし、彼女はその後、その時のトラウマに振り回されることになるのです。



​PTSD​(心的外傷後ストレス障害)

術中覚醒記憶の経験者は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を含めた精神的な後遺症に悩まされることが知られています。



このような事態は何としても予防しなくてはなりませんが、術中覚醒記憶を 100 %抑制する麻酔薬・方法はいまだ確立されておらず、ある程度はわかるものの“意識” や “記憶” についても​確実な指標は存在しません。




​術中覚醒の特徴

・筋弛緩剤を使用するため、患者は大抵、意識があることを医師らに伝えられません。

・術中覚醒のほとんどは、継続時間にして5分未満です。
・術中覚醒は、帝王切開手術や心臓手術で、または患者が肥満体型の場合に、最も起こりやすいです。また、喫煙者もその傾向があると言われています。他にも、気道を塞ぎやすくなる原因を無くすことも重要(気道を塞がれると、麻酔の吸引が悪くなるため)です。
上記に該当する方は特に注意が必要です。最近は、確実ではないものの覚醒をある程度は検知でき、苦痛を感じるまでに至る例は稀です。