ICL 眼内永久コンタクトレンズとは?レーシックとの違いは?
視力回復の方法として、ICL(眼内永久コンタクトレンズ)が最近話題になっていますね。レーシックと違って副作用が小さいと言われています。では、まず2つの治療法の違いを説明しましょう。
レーシックとは
角膜を削ることによって近視を矯正します。
しかし、近視の戻りというデメリットがあります。近視の戻りとは、術後数年経過すると視力が以前の状態に戻ってしまう状態のことをいいます。削った部分の角膜が眼圧で押し出され、再び角膜のカーブがきつくなったり、角膜が再生※することにより、近視が戻るといわれています。
※多少は再生しても、元には戻りません。
レーシック治療を受ける前のもともとの視力が悪い人や、角膜を削る量の多さによって、近視の戻りが発生する可能性が高くなります。
また、ドライアイになったり、(削り過ぎた場合)遠視になったりする可能性があります。尚、施術前の状態には戻せません。
ICL
一方、ICLは、角膜を削ることなく、眼内のレンズで近視を矯正するので、メガネやコンタクトレンズで矯正することのできない角膜のわずかな歪み(高次収差)が増えることがありません。
レンズは交換する必要がないため長期にわたって安定した視力を維持できます。また、レーシックと違ってレンズを交換したり取り出すことで、視力の調整や元の状態に戻すことも可能です。
稀に、水晶体への干渉により白内障を早めたり、房水の流れを妨げて緑内障を誘発することがあります。
角膜への負担
レーシック手術では通常、フラップという蓋を作る際に、角膜を28mm切るのに対し、ICLはわずか3mmしか切らないため、角膜の知覚神経を傷つけることがありません。
なので術後の違和感やドライアイを感じることもレーシックに比べ非常に少なく、負担も少ない治療法となっています。また、眼に何かしらの問題が出たとしても取り出し、元の状態に戻すことができます。
私の親戚でもレーシックを受けたことがある人が数人いますが、いずれもドライアイや視力の戻りは無かったそうです。このように、何ともない人もいます。必ずしも危険というわけではありません。しかし、失敗した時のリスクは大きなものになります。
視力が悪いという悩みを持っている方は多いと思います。私もそれほど良くないですのですが、生活の上ではそこまで支障はありません。
しかし、生活に支障がある場合、何らかの対策が必要です。
眼鏡やコンタクトレンズだけでは、もし紛失すれば大変なことになります。そういう事を考えるとレーシックやICLも決して他人事とは言えない話です。私も含め、パソコンを使う時間の長い人は何らかの近視への対策を講じるべきです。
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