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黄砂と花粉を比較 それぞれの特徴と対策

2019年3月17日

F113F016-1D17-4BDE-8BB0-80103A76F54D-thumbnail2.jpg大阪府内にて。遠くの山がこの通り。この時、雨は降っていない。

花粉も厄介ですが、最近気になるのが、黄砂です。黄砂とは、特に中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠または乾燥地域の粉塵が、強風を伴う砂塵嵐などによって上空に巻き上げられ、春を中心に日本を含む東アジアなどの広範囲に飛散し、地上に降り注ぐ気象現象です。あるいは、この現象で飛散した砂自体のことです。


​黄砂の特徴

日本などの、発生地からある程度離れた地域に飛来する黄砂の粒子の大きさは、0.5 μm – 5 µm くらいであり、粒径分布では 4 µm にピークがみられます。この大きさの粒は、砂というより泥にあたり、非常に小さいです。

黄砂が土壌にミネラル供給!?

嫌われがちな黄砂ですが、砂や砂に付着した物質によって、土壌や海洋へミネラルが供給され、植物や植物性プランクトンの生育を促進する作用もあり、黄砂に土壌を肥やす効果があることもあるとされています。黄砂の成分であるリン、鉄、アルミニウムなどが、海洋のプランクトンや森林の生育に関わっているとの研究結果もあるそうです。


​黄砂の害

土壌にミネラルを供給するなど良い点もありますが、周囲の見通しや日照を悪化させたり、交通に障害を与え、人間や家畜などが砂塵を吸い込んで健康に悪影響を与えたりするなど、多数の被害が発生します。特に、私が注目するのは、健康に対する害です。

黄砂は上空を浮遊しながら次第に大気中のさまざまな粒子を吸着するため、その成分は発生する地域と通過する地域により異なります。問題なのは、硫黄酸化物や窒素酸化物、ダイオキシン類、細菌やカビが吸着した場合です。このような物質を含んでいるため、誰でも健康被害が出る可能性があります。


花粉症の場合、アレルギー症状が出るのは全員ではありません。人によっては何ともありません。しかし、様々な物質を含む黄砂は、物質そのもので健康被害が及ぶ可能性があります。もちろん症状には個人差がありますが、花粉症やアレルギー体質じゃないからと油断はできません。

黄砂の主成分である二酸化ケイ素や付着成分である微生物は、肺や鼻などで炎症を誘発しアレルギー反応を活発化させると言われています。また、スギ花粉よりもアレルギー反応を起こしやすいと言われています。


黄砂との関連性が報告されている症状としては、咳、くしゃみ、鼻水などの呼吸器症状、肺炎や気管支炎の発症、目のかゆみや充血などの目の症状、皮膚の痒みや湿疹などの皮膚症状、発熱、心疾患への影響、またこれらと重複するが喘息、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状悪化などがあります。

​対策は?

対策としては、マスクを着用する、外出を控える、室内では空気清浄機を使うなどの方法があります。


しかし、花粉症とは違って根本的な治療法はありません。ただ、アレルギー体質を改善する方法はあります。アレルギー体質を改善すれば、症状が改善することもあります。


ただ、先程述べた通り、有害物質そのものが悪影響を及ぼしている場合はあまり効果がありません。通常、体調に支障をきたすほどの黄砂、有害物質が日本に飛散することはありませんが、(森林の伐採による砂漠化の進行などで)将来的にそのようなことが起こる可能性があるので注意が必要です。

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