警察を装う!? 巧妙化する振り込め詐欺

前回に続き、詐欺の話題です。

 振り込め詐欺の捜査のために、警察が登場することはよくあります。(もちろん本物の)散々じらしておいて、最後は逮捕するか、騙されたふりであることを明かす、という流れです。
しかし、最近それを逆手に取った振り込め詐欺が横行しています。

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警察を装った犯人の仲間が、泳がせ捜査をするなどと言って、最終的に、被害者から金を受け取るか、犯人に渡させるかして(もちろん捜査が終わればお金は返す、とか嘘を言って)、そのまま持ち逃げするのです。
あなたの口座が振り込め詐欺に使われている、このままだと預金が下ろせなくなる、などの言葉巧みに通帳とキャッシュカードを受け取りに来ます。


 更に、手続きをスムーズに行うためになどと言って、キャッシュカードの暗証番号を聞き出します。


本物の警察はキャッシュカードの暗証番号なんて聞きませんからね。冷静に考えるとおかしいですが、気が動転すると騙されてしまうのです。

 
また、警察と言われたことによって、安心してしまい警戒心が和らいでしまうことも騙される要因でしょう。


被害にあった人のほとんどは、「振り込め詐欺については知っていたが、まさか自分が被害にあうとは思っていなかった。」と言います。手口などを知っていても騙されることがあるのです。

 
そのため、本物の警察か偽物の警察か見分ける必要があります。電話をかけてきた段階では見分けは難しいですが、本物の警察はキャッシュカードの暗証番号を聞いてきたりしません。また、カードを預かることもありません。

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​本物と偽物の見分け方

直接会う場合は、警察手帳の提示を求め、パトカーやバイクを確認します。本物の警察であれば、2人以上でいる、無線などで頻繁に連絡を取っている、通話を録音する道具などを持っているのですぐにわかります。


また、偽物は、もちろんのことですが捜査はしません。振り込め詐欺を妨害するような行為もしません。


親戚などをかたる普通の振り込め詐欺の場合は、普段使っている電話番号にかけましょう。こうすれば、一発で本当か詐欺か分かります。
(*携帯が壊れているなどと言って携帯に連絡しないように仕向けますが、試しに連絡してみるように心掛けましょう。)


また、代理人をかたる人(上司など)が電話をかけている場合も、本人と直接連絡をとりましょう。また、合言葉は確実な方法です。ただ、忘れるとややこしいことになるので、よく考えて決めましょう。

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​まとめ

近年、詐欺は巧妙化しております。簡単には見抜けない手法も多いです。また、人間の焦る心につけ込んでくるので、余計に騙されやすくなります。

高額なお金を請求されれば、まず冷静になることが大事です。そして、家族や友人に相談しましょう。

また、一人で無理して何とかしようとするのは、相手の思うツボです。詐欺師は、相手を追い込んで冷静さを失わせ、正常な判断力を奪います。
高額なお金を請求されれば、まず冷静になり、疑うぐらいが丁度良いです。そして、家族や友人に相談したりして、一人で抱え込まないようにしましょう。

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