おすすめの記事

シガテラ毒 パリトキシン 危険性

2019年4月27日

先日、沖縄に旅行で行きました。釣りをしていると、カラフルな魚が釣れました。ルリスズメダイ、クロスズメダイ、オヤビッチャ、ハクセンタマガシラなど、大阪では見かけない魚も釣りました。94D88E56-A8A9-4602-9F4A-82D0CA25DB94-thumbnail2.jpg

写真はオヤビッチャ
 
魚市場に行くと、これまたカラフルな魚がたくさんいました。ハマダイ、タマン(ハマフエフキ)、ベラの仲間などが並んでいました。
 
 

パリトキシンを持つことがあるアオブダイ

その中に青い魚がいました。アオブダイに似ています。店の人に聞くと、「アオブダイだよ」と答えました。ん⁉︎でもアオブダイって販売していいの? というのも、アオブダイはパリトキシンという猛毒を持つ個体が結構いるからです。食中毒による死者も出ているので、販売は自粛するように通達されています。
 
 
よくよく調べてみると、ナンヨウブダイのようで、毒の心配はありません。ただ、区別されてる様子はありませんので、注意が必要です。
 
 
尚、アオブダイに限らずパリトキシンやシガテラ毒を保有する可能性がある魚は、全ての個体が毒を持っているわけではありません。毒を持っている個体はかなり低い確率です。
92CCED53-20FC-44A4-B73B-76D555B02C06-thumbnail2.jpg
上:ナンヨウブダイ 下:ユカタハタ
刺身や鍋で美味しいユカタハタも並んでいました。
 
しかし、このヤカタハタやスジアラに似たバラハタは、シガテラ毒を持っていることがあります。
 

バラハタ

しかし、沖縄ではバラハタを食用にすることがよくあり、とても美味しいので人気があります。
 
 
少し前に、築地でバラハタ騒動がありましたね。バラハタは食品衛生法で販売が禁止されている対象魚ではありませんが、築地では自主規制しました。体重が 2kg 以上、全長が約 48 ㎝以上になると、有毒率が高まるようで、沖縄でも大型の個体には注意しているそうです。
 
 
前に、釣った魚を捌いてくれるホテルに泊まったことがあり、その時に船釣りでバラハタを釣った際、「食中毒の例があるので当ホテルでは自粛している」と言われました。
 
 
ただ、そのバラハタは釣り船の船長が持って帰りました。サイズは40センチ程だったので、食中毒のリスクは低いと見たようです。又は、バラハタは日本国内でのシガテラ毒のリスクは低いと見たようです。
 
 
シガテラ毒保有魚のバラハタは食用としての一面と、毒魚としての一面を持ち合わせていることを実感しました。
 

シガテラ毒とは?

日本では、シガテラ毒の中毒は年間数人います。日本国内の魚ではシガテラ毒を保有する個体は少ないようです。
 
 
主にシガテラ毒を保有する魚は、バラハタ、オジロバラハタ、バラフエダイ、オニカマス、イシガキダイなどです。ヒラマサ、ロウニンアジ、カスミアジ、マダラハタ、キツネフエフキなども保有する可能性があります。
 
 
日本近海の魚はそれほど心配することはありません。しかし、沖縄や小笠原より南で捕獲された大型の魚は注意が必要です。また、イシガキダイに関しては近年、九州や本州で中毒する事例が相次いで発生し、問題となっているので、要注意です。特に、80センチを超えるような大型の個体は食べない方が良いです。
 
 
主症状は神経症状であるドライアイスセンセーション(温度感覚の異常)、掻痒、四肢の痛みで、筋肉痛、関節痛、頭痛、めまい、脱力、排尿障害なども起きます。また、消化器系症状(下痢、嘔吐、腹痛、悪心等)や循環器系症状(不整脈、血圧低下、徐脈等)も呈することがあります。神経症状は、軽症では1週間程度で治まりますが、重症な場合では数ヶ月から1年以上継続することがあります。毒の含有量が少ないため死亡例は極めて稀ですが、フグ毒よりも強いとされているので、注意が必要です。
 
 

パリトキシンとは?

パリトキシンを保有する可能性のある魚はアオブダイやソウシハギ、ウミスズメなどです。ウミスズメやソウシハギは、肝を食べなければ問題ないようですが、アオブダイは筋肉でも中毒しており、死者もでているので要注意です。
 
 
 症状は尿の変色(茶褐色)、麻痺・痙攣など。重症の場合、呼吸困難、不整脈、ショックや腎障害。人間の冠状動脈に対して極度の収縮作用があり、それが人に対する致死原因となります。 こちらも、フグ毒よりも強いとされています。
 
 
 
このように危険な魚がたくさんいます。普通に市場で買う魚で中毒するのは非常に稀ですので、過剰に恐れることはありません。
 
 
しかし、しっかりと区別されていないこともあり、毒を保有する可能性があることを承知の上で扱っている場合があります。
 
 
そのため、危険な魚もいるということを理解し、自分で見極めることが大切です。
 
 


スポンサーリンク