謎の巨大魚の正体とは!? タマカイ編

2020年1月10日

A74AB854-ABD2-469E-A432-A719CB0B0C92-thumbnail2.jpgこの地球にはイワシのような小さい魚から、マグロのような大きな魚もいます。大きな魚の中でもサメやマグロを丸呑みにする魚はなかなか珍しいでしょう。

この魚の正体は、タマカイです。ハタの仲間で、全長3m、重さは400kgに及ぶと言われております。魚や甲殻類などを主に食べますが、小型のサメやエイ、ウミガメの子どもなども食べることがあります。

生息地はペルシア湾を除くインド洋、太平洋、紅海です。日本では和歌山県、伊豆諸島、小笠原諸島、沖縄島以南の琉球列島で確認例があります。
見た目はクエの化け物という印象です。1DA512BB-6BF9-4C61-8E1B-20B4DBF7A363-thumbnail2.jpeg水族館にもいますね。水族館に普通にいる魚がサメを丸呑みにするとは驚きです。

​​​食用にもなる

ちなみにこの魚は食用になります。国内では沖縄で水揚げがあり、養殖もされています。ハタの仲間ですからとても美味しいらしいです。また、タマカイとクエを掛け合わせた、「クエタマ」という魚が養殖されているそうです。

クエタマは、クエとタマカイの良いとこどりのようで、味も非常に良いそうです。

今後身近な魚になっていくかもしれませんね。

​​​最近は数が減っている

残念ながら、自然分布するタマカイの生息数は減少していて、国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価では絶滅危惧種(VU)に指定されています。