クビアカツヤカミキリ 迫り来る外来種の影響
外来種の影響は既に出ています。そのうちの一つにクビアカツヤカミキリがいます。
写真は堺市ホームページより
桜の木を食い荒らすクビアカツヤカミキリ
中国や台湾、朝鮮半島やベトナム北部に分布しています。クビアカツヤカミキリはサクラやモモなどの木に寄生し、中身を食べながら成長します。深刻な場合、木が枯死する可能性もあり、専門家は警鐘を鳴らしています。
この虫により、桜が危機的状況にあります。桜はただでさえ寿命が近づいている状況にありながら、とどめを刺しかねないことです。
環境省は2018年1月、クビアカツヤカミキリを特定外来生物に指定しました。これにより輸入や輸送が禁止されましたが、既に国内に定着したものは、駆除が大変です。広がる前に駆除が必要です。
この虫だけでなく、外来種に対する対策は早くするべきです。日本がズタズタになる前に手を打つ必要があります。このような形で、徐々に我々の生活に影響を及ぼし始めます。
生態系への影響というものは、かなり恐ろしいです。人間には関係ないと思っていても、このままでは人間を脅かす可能性も充分にあります。
取り返しがつかなくなる前に食い止めなければなりません。もはや、「知らなかった」「自分には関係ない」では済まされない問題です。それを忘れぬようにすべきです。
クビアカツヤカミキリ捕獲で報奨金も
被害が広がる徳島県では、県立農林水産総合技術支援センターの中野昭雄上席研究員らが2017年に、クラウドファンディングで研究資金を募りました。それまでに集めた550万円を原資に、地元の大学生に成虫採取を呼びかけ、1匹500円で買い取りを行いました。
また、群馬県館林市でも、市民にも協力してもらうために買い取りを行う予定で、1匹あたりの報酬は50円にする方針です。
深刻な外来種の問題
日本には、このクビアカツヤカミキリ以外にも多くの外来生物がおり、悪影響を与えている例も多くあります。
他人事と思わず、我々もこういった問題について考えなければならない時が来ているといえます。
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