投資信託のリスクとシノケンのアパート経営

2019年4月3日

最近、広告などで、初心者でも簡単に投資や資産運用ができるという話があります。

 

また、元本保証などもよく聞きます。

 

 しかし、現実は結構厳しいです。

 

ただ、知識や教材を手に入れることは、無意味なことではないです。 

 

 

ネット上でも様々な意見が飛び交っています。

 

 

​投資信託のリスクは?

​Q投資信託はどんなに株価が下がっても売らない限りは大丈夫なのか。それとも保有し続けても損失が発生することはあるのか。

 

 

​A投信は買った時の基準価額と売る時の基準価額(分配金があれば基準価額に換算した金額)の差異で儲かるか、損するかが決まります。


売らない限りは損は決定しません。ですからいずれは上がるということを信じ持ち続けることが出来れば、大丈夫と考えることが出来ます。(ただ、バブル期に買った株などのように、いつになっても元の価格に戻らない例も多々ある)

 

ファンドによって異なりますが、投資信託には信託期間があり、10年程度が一般的です。なかには無期限のものもあります。

 

信託期間が経過すると、その時点で清算しますので、損益も確定します。

 

また、稀に10年間の信託期間が設定されているものであっても、環境等の変化によって、早期に償還(繰上償還)するケースもあります。この場合は運用先等の一方的な事情で償還しますので、その時点で損益が確定します。

 

 

​シノケンのアパート経営

シノケンのアパート経営は、CMやインターネット広告などでよく宣伝されています。

 

手持ち資金や土地が無くてもアパート経営ができると宣伝されています。

 

 

​Qシノケンの不動産投資について教えてください。手持ち資金や土地がなくても不動産経営が出来ると上手い話をうたっていますが、これは本当ですか。 どうも詐欺っぽい話で、相当なリスクを背負うと思うのですが。

 

 

​A自己資金が無い、少ないということは、それだけ、借入額が大きくなるのですから、空室リスク、事故物件になるリスクなど、何かあった場合の負担が大きくなります。

 

 

また、投資全体に言えることですが、自己資金や土地が無いのは不利です。

 

 

「大手の会社だから安全」とか「お任せできるから安心」というのは通用しません。

 

 

​ある程度の勉強が必要

こちらも投資全体に言えますが、ある程度勉強してから行うのが無難です。早まって投資を行うのではなく、まずは無料の資料請求やセミナーに参加して、知識を蓄えてから行うのが良いです。

 


また、投資関係の基礎的な勉強をしたい方は、不動産会社主催のものではなく、中立的な立場の機関で学ぶのをお勧めします。例として、Financial Academyの「お金の教養講座」などがあります。